筒香に3ランを浴びた松本裕(右から2人目)に交代を告げる小久保監督。江本氏は起用に疑問を呈した(撮影・大橋純人) (SMBC日本シリーズ2026、DeNA3-4ソフトバンク=延長十回、第2戦、ソフトバンク2勝、25日、横浜)どちらも流れが来てはせき止められ…の繰り返し。最後はソフトバンクが勝ったとはいえ、状態は決していいとは言えない。近藤、栗原、柳田のクリーンアップがもうひとつ打っていないし、ベンチワークが微妙に機能していない。
その最たるものが、松本裕の投げさせどころ。第1戦で八回、牧に速球を捉えられ同点ソロを浴びた。この日も1番・度会から始まる八回に送り出した。
モニターに映る松本裕の表情は見るからに、こわばっていて、頭の中は2番・牧のことで支配されているかのようだった。案の定、度会に右前打され、牧には速球が抜けて死球。そして筒香に速球を打たれて逆転3ランだもの。
短期決戦では、シーズンと同じ起用法にこだわっている時間はない。あのケースだと、イニングの頭を他の投手に任せたあと、登板させる方がよかった。松本裕がリリーフ失敗を引きずり、立ち直れなくなってからでは遅いからね。
DeNAにしたって、この連敗をそれほど深刻には捉えていないはず。むしろ、「負けて元々」のチャレンジャー精神を高めてくるだろう。ひと筋縄ではいかなくなるかもしれないよ。(サンケイスポーツ専属評論家)