個人2勝目を決めた仲林圭 © AbemaTV, Inc. © M.League 麻雀のプロスポーツ化を目的として2018年にスタートしたMリーグ。2026-27シーズンは連日の2卓同時開催で、見逃せない好カードがめじろ押しだ。なかでも卓上の緊張感が伝わってきた、粘り合いの一戦を取り上げたい。
【S級の試合巧者がそろえば】
<22日・麻雀ch第2試合>
多井隆晴(渋谷ABEMAS)、醍醐大(セガサミーフェニックス)、仲林圭(U-NEXT Pirates)、石井一馬(アースジェッツ)と、各チームが誇るスーパー試合巧者がぶつかった一戦。これが退屈な試合になるわけがない。なんだか4選手ともお互いをリスペクトして、読み合いを楽しんでいるかのよう。独特の緊張感が伝わってきた。
1局のなかでも攻守が激しく入れ替わって目が離せない。先制されても、押し返すルートを探す粘り合い。だれもあきらめないのだから、1牌で状況が一変する展開を楽しんだ。
【ドラを引き戻せば】
そんななかでもうならされたアガリは南3局、親番・仲林圭の4000オールだ。
前局に仲林が「リーチ・ピンフ・ツモ」の700-1300(+300)をアガり、醍醐からトップの座を奪い返して迎えた勝負どころ。当然、今度は醍醐が攻め返してくる。
2巡目「白」ポン、6巡目「六筒」チーで早くもテンパイ。雀頭にしていた自風の「北」がすぐに出て、これにもポンの声をかけた。1翻アップなら、4センチ(手牌残り4枚)も上等の仕掛けだ。ポン出しは「六索」。
4巡目にはドラの「中」をツモ切りし、醍醐の早い仕掛けに対応していたのが仲林。相手の手牌が4枚なら、もう透けるように見える。「(両面待ちが残っていれば)六-九萬か、八索単騎か、どっちかと思っていて」と、試合後のインタビューであっさりと言い当てたのだからさすがだ。
ズバリ、醍醐の待ちは「八索」単騎だった。もっと出やすい牌をツモってくれば〝単騎コロコロ〟の待ち替えもあったが、「八索」を手出しした瞬間に単騎待ちがバレてしまう。そうなると、仲林が警戒していた「六-九萬」が打てるようになるから難しい。これこそ、お互いの読み合いと意地の張り合い-。