日本ハム・新庄剛志監督に手を振るソフトバンク・小久保裕紀監督=みずほペイペイドーム(撮影・渋井君夫) (パ・リーグ、ソフトバンク3-2日本ハム、25回戦、ソフトバンク18勝5敗2分、10日、みずほペイペイ)開幕前は最大のライバルとみられた日本ハムをとことん叩きのめした。3連勝で今季の対戦を締めくくり、18勝5敗2分けと大幅に勝ち越し、同い年の新庄監督を寄せ付けなかった。ソフトバンク・小久保裕紀監督(54)は、クライマックスシリーズ(CS)で再び対戦する可能性もある日本ハムに大きく勝ち越したことについて、さほど関心を示さなかった。
「終わったことなので振り返る意味がない。マジックが11。全部消せるようにやっていきたい」 6連戦の3つ目は、2点リードで終盤を迎えた。2連投の津森、松本裕はベンチに入れていたが、起用しなかった。先発松本晴を5回でスパッと交代し、六回からヘルナンデス-オスナ-D3位新人の鈴木(大商大)とつないだ。鈴木は自らの守りのミスもあり、1点を失ったが、最少リードを保って守護神の杉山につなぎ、逃げ切った。
小久保監督は踏ん張った鈴木について「(最近)投げるだけの投手が多いので。秋春のキャンプでしっかりとやってほしい。いいバッターの打球は投手の近くを通るもの。備えがなってないんでね」との苦言も。投手は9人目の野手。投げて終わりでなく、すぐ守備へと意識を切り替えてほしい。白星の中で生じた細かなバグも見逃さない。ペナントレースの最終盤に来ても、視線は勝利の先にある選手の未来像も見据えていた。(大澤謙一郎)