連続テレビ小説「ブラッサム」から。秋山格之介役・高良健吾(C)NHK
「ブラッサム」に登場する秋山格之介(高良健吾)。珠(石橋静河)に影響を与えていくことになる(C)NHK
「ブラッサム」に登場する秋山格之介(高良健吾)。繊細さが表情から見てとれる(C)NHK
「ブラッサム」に登場する秋山格之介(高良健吾)(C)NHK
「ブラッサム」から。珠(石橋静河、右)と秋山格之介(高良健吾)(C)NHK ギャラリーページで見る女優、石橋静河(32)が主演するNHK連続テレビ小説「ブラッサム」(月~金曜前8・0=土曜は振り返り)。激動の明治・大正・昭和を駆け抜け自由を求め続けた作家、宇野千代をモデルとした主人公・葉野珠の物語。作家、秋山格之介役を演じる俳優、高良健吾(38)が26日までに、同局のオフィシャルインタビューに応じた。
同作は、石橋演じる珠が苦難の中でも「幸せのかけら」を見つけ、常に前に進むことで人々の背中を押し続けた生涯を、大胆に再構成してオリジナル作品として描く。脚本を櫻井剛さんと小松與志子さんが手がけ、語りをNHK大阪放送局の三條雅幸アナウンサーが務める。主題歌はYOASOBIの「咲き誇れ」。
★以下ネタバレあり
高良演じる秋山は、鋭い洞察と独自の感性で名を馳(は)せる文壇の寵児(ちょうじ)。代表作に「羅城門」「蜘蛛の巣」など。
--出演が決まったときの感想を
とにかくうれしかったです。朝ドラは、僕の中で特別なものです。23歳のとき、初めて「おひさま」に出演させていただきましたが、一つの役を1年かけて演じていくこと、同じ現場でチームとして作りあげていく幸福感や、放送が始まると視聴者の方からの反応を受け取れることにも感動して、僕自身が俳優として変わることができた作品だと思っています。その後に出演した「べっぴんさん」でも、朝ドラでしか感じられない何かがあると思いましたし、それを30代後半になった僕がもう一度「ブラッサム」で経験できるということが、とてもうれしいです。
--演じる秋山格之介はどんな役か
秋山の存在は、これから珠に影響を与えていくことになります。作家としてどう悩み、何を貫くのか。その生きざまを珠に見せていくことが、この作品の中での僕の役割だと思っています。自分がどういう立ち振る舞いで、どう接することで、それを伝えられるのかを考えながら演じています。芥川龍之介さんがモチーフになった人物ですが、芥川さん本人をそのまま演じるのではなく、奥にある繊細さや鋭さのようなものを大切にしたいと思っています。
実は、僕は「ブラッサム」と同じ時期に、NHKの特集ドラマ「手塚治虫の戦争」で漫画家の手塚治虫さんの役も演じていました。それを知った珠役の石橋静河さんが、「魂の強いお二人を、どちらも演じて」と言ってくださり、その「魂が強い」という言葉がおもしろいなと思いました。
--珠役の石橋の印象や感想を
石橋さんが演じる珠には、この時代を生きる女性としての強さや厳しさがあると感じています。一つひとつの表情やしぐさにその強さがあって、見ていてすがすがしさがあります。あのたたずまいは、簡単にできるものではないですし、とてもすごいことをしているのではないかと思っています。その積み重ねが、加賀まりこさん演じる(1980年代の)珠へとつながっていくところも見どころだと思っています。
--視聴者へのメッセージを
秋山は、珠のことをきっと「面白い女性」だと思っていて、それこそ「魂の強さ」みたいなものを感じていたような気がします。だからこそ、「常識」「普通」「当たり前」などという価値観でこの主人公を判断しないでほしいなというのはあります。自由に、朝から楽しんでごらんください。
■高良 健吾(こうら・けんご) 1987(昭和62)年11月12日生まれ、熊本県出身。2005年のテレビドラマ「ごくせん」第2シリーズ(日本テレビ系)で俳優デビューし、06年「ハリヨの夏」で映画初出演。08年の映画「蛇にピアス」で注目を集める。13年の主演映画「横道世之介」でブルーリボン賞主演男優賞を受賞。数多くの映画に出演し、幅広い役柄を演じ分ける実力派。テレビドラマでは「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」(16年、フジテレビ系)や、NHK大河ドラマ「花燃ゆ」(15年)、「青天を衝け」(21年)で深い印象を残した。連続テレビ小説は「おひさま」(11年度前期)、「べっぴんさん」(16年度後期)に出演。
私生活では24年10月に歌手、田原俊彦の長女でタレント、田原可南子(32)との結婚を発表。25年3月に第1子誕生を報告している。