先発のソフトバンク・有原航平=京セラドーム大阪(撮影・渡辺大樹) (パ・リーグ、オリックス3-8ソフトバンク、18回戦、ソフトバンク11勝6敗1分、13日、京セラ)ソフトバンク投手陣の勝ち頭・有原が意地を示した。8月16日のロッテ戦(みずほペイペイ)での完封勝利以来、4試合ぶりに白星を掴み、日本ハム・伊藤に並んでハーラートップの12勝目。チームは優勝マジックを10とするとともに、3年連続のクライマックスシリーズ(CS)進出が決定した。
「迷惑をかけていたんで、とりあえずチームの勝ちに貢献できたんで、少しほっとしています」 二回1死二、三塁から味方守備の乱れで一時同点とされた。3-1の六回2死ではセデーニョにソロを浴びて1点差に詰め寄られたが、粘って崩れない。三者凡退に抑えたのは三回のみで、再三走者を背負ったが、9安打を許しながらも7回1失点の好投だ。
8月は5登板のうち4試合が5失点以上と、らしくない姿で計22失点と崩れた。9月は投球での体重移動などを修正し、前回6日は8回1失点と持ち前の制球力を取り戻した。これで2試合続けて、エースらしい結果を出したが「ピンチが多かったので、チームの勝ちにつなげたいと。ヒット数たくさん打たれているんで、次に向けて修正していきたい」と、さらなる上昇へ向けた反省も忘れなかった。
小久保監督は「もうあと残り数試合の登板ですか。もちろん優勝争いですけども、個人的なタイトルも可能性ありますよね」と、日本ハム時代の2019年以来2度目となる最多勝獲得にも期待を寄せた。残りわずかとなった登板機会で、鷹を盛り立てる大仕事がまだまだ待ち受ける。(上阪正人)