歌手・中森明菜(61)が24日、NHK総合「SONGS スペシャル 中森明菜〝明菜オールタイム・ベスト〟」(後8・07、31日までNHK ONEで見逃し配信)に出演。1987年の名曲「難破船」にまつわるエピソードを披露した。
番組では、当時の貴重映像を交えながら中森が裏話を語った。1987年に出場した「第38回NHK紅白歌合戦」で「難破船」を歌唱した映像が流れると、中森は「これは3年連続レコード大賞を取るはずだったんです…と思います」と、同曲に懸けていた並々ならぬ深い思いを口にした。
作詞・作曲を手掛けたのはシンガー・ソングライター、加藤登紀子(82)。中森はある番組の収録後、加藤に直接「明菜ちゃん」と呼ばれ、「ちょっとこれ、聴いてほしいの。私が歌ってる曲が入っているんだけど、これは私じゃなくてあなたが歌うべき歌だから、あなたに歌ってほしい」と渡された楽曲だったと明かした。
「素晴らしい曲だと思いました。もう聴いてる時に涙が溢れて。『これは登紀子さんもおっしゃってくださったんだし、ご期待に添えなくちゃいけない。歌うべきだ、私のものにしなくちゃいけない』と思って、歌い切りました」と、加藤への深い感謝と当時の強い覚悟を振り返った。
中森は1985年に「ミ・アモーレ」、86年に「DESIRE」で2年連続日本レコード大賞に輝いた。1987年の「難破船」は大賞には届かなかったが、金賞と特別大衆賞を受賞した。