27日のオリックス5回戦でサヨナラ打を放ったロッテ・佐藤。同3回戦を生かした 開幕2カード目から8月23日まで同一カード6連戦が続くパ・リーグは、28日に最初の6連戦を終え、6球団で明暗が大きく分かれた。本紙専属評論家の小早川毅彦氏(58)が影響を分析した。
象徴的だったのは、28日にロッテに6連敗を喫したオリックスの選手たちが、試合後もベンチに腰かけたまま、しばらく動けなかったこと。最悪の結果へのショックの大きさが伝わってきた。
3カードはいずれもホームの球団が勝ち越したが、ロッテと楽天は後攻のアドバンテージより、開幕3連戦に勝ち越した勢いが大きかったのではないだろうか。
本拠地での試合は、ファンの生の声援がありがたい。しかし、7月9日までは無観客。同10日から観客が入っても、応援は制限される。チーム状態やミスをしないことが大事で、チームの実力が結果に出やすい。
有利不利でいえば、打者に有利だ。6連戦の間に同じ投手と対戦すると球筋がわかる。ロッテ-オリックス5回戦の延長十回、ロッテの新人、佐藤が代打で沢田からプロ初安打となるサヨナラ打を放った。3回戦のプロ初打席で沢田と対戦(中飛)していたことが、無関係ではないだろう。
同じ投手からではなくても、西武・山川、ロッテ・レアード、日本ハム・中田らが本塁打を量産したのも、同一カードが大きかったと思う。
逆に、何度も登板する救援投手はつらい。楽天-日本ハム1回戦で、日本ハムの新人右腕・鈴木健の投球(1回無失点)が印象に残った。しかし2回戦でプロ初失点。5回戦では5失点し、28日に出場登録を外れた。
スポーツ全般にいえることだが、特に野球は精神的なものが影響する。球場や相手が変わることで、気持ちを切り替えることができる。負け越したチームにとって、試合がない月曜日が大事だ。(本紙専属評論家)