一回、決勝打となる適時二塁打を放った阪神・佐藤輝明。打線に火をつけた=横浜スタジアム(撮影・松永渉平) (セ・リーグ、DeNA3-11阪神、9回戦、DeNA5勝4敗、19日、横浜) 打線に火つけた!! 阪神はDeNAに11-3で大勝し、交流戦明けのリーグ戦再開初戦で白星スタート。巨人が敗れたため、首位に返り咲いた。「4番・三塁」で出場した佐藤輝明内野手(27)が2安打2打点と活躍。一回には自身の適時二塁打から一挙5得点につなげた。チームは17日の楽天戦(甲子園)に続き2試合連続の2桁得点。このまま打ちまくって後続を突き放す。
快音響かせ、白球は右翼フェンスに直撃した。勝負のセ・リーグ再開。虎の4番がその幕開けを告げ、猛攻の口火を切った。息を吹き返した強力猛虎打線。首位に返り咲く決勝打に佐藤は胸を張った。
「よかったです。いい準備ができていると思います」
一回1死一、二塁の先制機だった。石田裕の136キロシンカーを強振。痛烈な打球はあっという間に右翼フェンスで跳ね返った。先制の適時二塁打は12球団トップ今季10本目の決勝打。初回一挙5得点に導いた。
これで8試合連続安打と打棒上向きの主砲はまだ終わらない。5-3と2点差に迫られて迎えた五回1死一、二塁の好機では、二塁強襲の適時内野安打で流れを引き戻した。「チャンスで結果を出せてよかったです」。2打点に今季22度目のマルチ安打と気を吐いた。
「ニュースで結果は見ていますよ」
盛り上がりを見せるサッカーW杯北中米3カ国大会。一人のファンとして、サトテルも日本代表に声援を送っている。同時にプロスポーツ選手として、少し違った見方もしていた。
「表には見えない苦労がある。そこに立つためにいろいろなことをしてきたんだろうなと思いながら見ていますね。そういう部分があるというのは同じアスリートとして知っている。同じアスリートだから感じることができる部分だと思う」
大舞台に立つために人知れず行ってきた努力が報われてほしい。「(試合放送は)夜中だったり朝早くなので、いまは起きてみることはできないですけど、W杯は盛り上がる大会だと思うのでとにかく頑張ってほしいですね」。裏で努力を続けているのは佐藤も一緒。海の向こうで戦うサムライブルーのイレブンに刺激をもらった。負けじとセ・リーグを、プロ野球界を盛り上げていくつもりだ。