九回、2打席連続の10号本塁打を放った阪神・大山悠輔=横浜スタジアム(撮影・松永渉平) (セ・リーグ、DeNA3-11阪神、9回戦、DeNA5勝4敗、19日、横浜) 2本の放物線を横浜の夜空に架けた。大山悠輔内野手(31)がトドメを刺す2打席連続アーチで9年連続の10号到達。ハマスタ男が勝負を決定づけた。
「何があるか分からない球場ですし、1点でも多くというところが大事だと思うので、そういう意味では一点一点の積み重ねでいったのが良かったのかなと思います」
チームは一回に一挙5点を挙げたが、いつビッグイニングを作られ、追いつかれるか分からない中で迎えた7―3の八回だ。先頭で打席に入ると、2ストライクからフォークを振り抜いた。打球は虎党が待つ左翼スタンドへ飛び込み、2試合連続でアーチを放った。
九回には弾丸ライナーで左翼席へソロを放り込み、11得点の圧勝劇を締めくくった。球団では金本知憲(2003-11年)、生え抜きでは岡田彰布(1980―91年の12年連続)以来の9年連続2桁アーチとなった。
本塁打だけではなく、一回に佐藤の適時打で先制した直後には1死二、三塁で深めの遊ゴロを放ち、三走が生還。五回に1死一、三塁でも犠飛を放ち、4打点の活躍。今季ハマスタでは無類の強さを見せており、打率・778(9打数7安打)、4本塁打、10打点と恐ろしいほどの数字をマークしている。
「勝ったのが一番なので、またあした試合があるのでしっかり準備したい」
完全に目を覚ました背番号3。この勢いは誰にも止められない。(渡辺洋次)