日米通算258セーブの実績を持つオリックスの平野佳寿投手(41)が6日、大阪市内の球団施設で取材に応じ、コーチ兼任で現役を続行することを明らかにした。来季がプロ生活21年目となる。球団から功労者として現役を続けるか否かの決断を任されていた中、コーチ兼任を打診されて受諾した。球団への感謝を口にしつつ「戦力になれていなかったという葛藤もあった」などと心境を明かした。
後輩を導く新たな役割を得て、来年もチームのために力を尽くす。平野が来季から投手コーチ兼任で現役続行することが決まった。後進育成やマネジメントなどのコーチ業も両立させ、チームの力となる。
「兼任だからこそできることもあると思う。選手とコーチの架け橋になれれば」
球団施設で行われた練習への参加後、取材に応じ、心境と経緯を明かした。「正直、この1、2年は1軍の戦力になれていなかったという葛藤があった」という中で、球団からコーチ兼任の案を提示されて快諾。福良GMをはじめとした球団の誠意に「感謝しかない」と打ち明けた。
昨季は12試合、今季は3試合と登板機会が減少。シーズンの大半を2軍で過ごした。「肩をたたかれたら、しようがないなと思っていた。正直、僕の中で来年も選手一本でといえなかった」と話す一方で、ウエスタンでは今季16試合に登板して防御率1・69と安定した成績を残しており、選手としての情熱は燃え尽きていなかった。
「ツーシームとか面白いボールを投げられている実感もあったので、選手としてまだ力になれるのかな、なりたいなという思いもあった」