無数のフラッシュを浴びながら、金びょうぶの前でガッチリと握手を交わした。初お披露目された真新しいユニホームに輝く番号は「18」。金本監督が、馬場に虎の新たな歴史を託した。
「彼が(新しい歴史などを)作ればいい」
球界を見渡せば「18」はエースがつけるナンバー。米田哲也(阪急)、桑田真澄(巨人)、三浦大輔(DeNA)、前田健太(広島、現ドジャース)らそうそうたる顔ぶれが背負って、マウンドに仁王立ちしてきた。
だが、阪神でこの番号をつけて、球界を代表するような存在になった選手は-。すぐに名前が出てこないのが実情だ。だからこそ、指揮官はそんな負の歴史に終止符を打つことを期待した。
もちろん、馬場も壮大な期待に応える覚悟はできている。目標に自身の故郷・仙台で大活躍したあの男の名を挙げた。
「田中投手はチームに愛されていた投手。僕も阪神タイガースのチームの中心を将来、背負えるようなピッチャーになれるよう、頑張っていきたいと思います」