大阪・毎日放送(MBS)のワイド番組「ちちんぷいぷい」などに出演し、分かりやすいニュース解説で人気だった元MBS社員の石田英司氏(66)が19日、肝臓がんを公表後、初めてメディアに出演した。レギュラー出演するMBSラジオ「森たけしのスカタンラジオ」に入院先から電話で登場した。
オープニングで、アシスタントの斉藤雪乃(40)が「石田さーん」と呼びかけると「どうも、入院中の石田です」と元気よく回答した。手術は15日に無事成功したことを明かした。
「10時間かけて手術が終わりました。すごいですよ。僕は寝てるだけなんですけど、先生、医療関係者の皆さんには感謝しかありません」。見つかった大きな腫瘍については「8.2センチの腫瘍は取り除かれました」と安どの報告。腫瘍が癒着していた肝臓についてはある程度、切り取ることが避けられず、手術前の計画では52%を残す予定だった。
ところが「なんとか7割残せた」とのこと。臓器を傷つけてはいけないので、慎重に慎重を重ねて手術を進め、10時間を要した。パーソナリティーの森たけしアナ(66)は「ブラックジャックみたいな人ですね」と医師の手腕を絶賛した。
メスを入れた部分については「おっぱい(胸の部分)を結んで真ん中のおへそに向かって切っていきます、おへそに到達したら右へ向かって切る。逆L字。長さでいったら30センチぐらいあるんちゃうかな。(高級車)レクサスのエンブレムの逆みたいな感じ」と手術の痕を具体的に説明。
輸血については「すごいよ。8リットルもしたんやで」と告白。「(これだけ大量に輸血したら)おそらく(自分の)性格が変わったと思うわ。まじめな人の血が入ったと思う」と別人に生まれ変わる予感を明かしていた。手術の痕が痛むが、どう表現していいか難しいという。
「どれぐらい痛いですかって、看護師さんに聞かれるけど、うまいこといわへんのよ。できょう50ハナゲぐらいですって言ったんよ。ハナゲは痛さの単位で鼻毛を1本抜いたのが1ハナゲ。まとめて50本一気に抜いたぐらいの痛さが50ハナゲ。それぐらい痛い」
元ニュースの解説員らしく独特のセンスでわかりやすく術後の状況を説明していた。
先週12日の放送で公表した石田氏のがん告白はサンスポのネットニュースで報じられた。
「(知り合いから)いっぱい連絡がありました。(記事を読んだ)みんなが言うには『この書いた人知らんけど、(行間に)愛があるわ』と。ありがたいです」と感謝。森は「10時間の手術を受けた感じはなかったですけど、元気そうでよかったです。聴いていた方もほっとされたんじゃないでしょうか」と話していた。
大阪弁で解説するニュースのおっちゃんとして親しまれた石田氏は60歳の定年のあと、シニアスタッフとして同社で勤務し、65歳で退社。個人会社を立ち上げ、フリーの立場で古巣のMBSラジオ「上泉雄一のええなぁ!」「森たけしのスカタンラジオ」などに出演している。