阪神・ドリス、残留交渉難航…今季年俸1億2500万円も条件面に開き - SANSPO.COM(サンスポ)

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阪神・ドリス、残留交渉難航…今季年俸1億2500万円も条件面に開き

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交渉が難航していることが判明したドリス。すんなり残留とはいかないようだ  阪神とラファエル・ドリス投手(30)の残留交渉が難航していることが29日、分かった。球団関係者が明らかにした。30日が日本野球機構(NPB)への保留者名簿の提出期限。今季32セーブを挙げた虎の守護神が流出となれば、V奪回に暗雲が漂うことに…。球団は全力で引き留める。

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 メッセンジャーもナバーロも、そして、新助っ人右腕のピアース・ジョンソン投手(27)=ジャイアンツ=も来季、タテジマに袖を通すことが決まった。しかし…。ブルペン陣の要であるドリスの“声”が、まだ聞こえない。滑り込みでの残留となるのか、それとも…。

 「一旦、(保留者)名簿からは外さないといけないかもしれない」

 各球団が来季も戦力として契約する権利をもつ保留者名簿のNPBへの提出は、30日に期限を迎える。球団関係者が険しい表情で、ドリス側との交渉が難航していることを示唆した。

 昨季37セーブで最多セーブのタイトルを初獲得したドリスは、オフに年俸1億2500万円の1年契約を締結。来日3年目の今季は1勝7敗32セーブ、防御率2・85の数字を残した。7敗のうち、6敗が同点の状況であるように緊迫したシーンでの不安定さはあったが、藤川、桑原らとともにブルペン陣を支え、球団側も来季残留に向け、代理人と交渉を続けてきた。

 両者の間で条件面などで開きがあるとみられ、保留者名簿にドリスを載せなければ、自由契約になる。来季31歳でポテンシャルの高さを考えると、他球団が興味を示す可能性もある。保留者名簿に掲載されても、2013年オフのマギーのように楽天を退団し、米メジャーのマーリンズと契約したケースもある。先の関係者は「粘り強く交渉していくことになるだろう」と、全力で引き留める構えをみせた。

 矢野監督はすでに来季の守護神について、白紙に戻すことを明言。仮にドリスが退団となった場合は、新外国人のジョンソンらが“ポスト・ドリス”を巡って争うことになるが、14年ぶりのリーグ優勝へ向けて船出する矢野阪神にとって、いきなりの誤算となる。

 ドリスは10月18日に母国のドミニカ共和国へ帰国する際に、「(阪神は)家族みたいなもの。悔しいシーズンだったからやり返したい。(矢野)監督のためにも優勝に貢献したい」と、残留へ前向きに話していたが…。

 16年にも10月に右肘の手術を受けたこともあり、保留者名簿から外れた。しかし、そのときは阪神は調査を継続し、術後の経過が良好とみるや、再契約に至ったこともある。今回の“ドリス騒動”はどう決着するのか。貴重なワンピースが欠けてしまうのか。17年ぶり最下位から巻き返しを図る来季。1日も早く、着地点を見つけたいところだ。

★ドリスの自由契約VTR

 来日1年目の2016年、外国人枠の兼ね合いで2軍生活が続いたが、34試合に登板し、3勝3敗8セーブ、防御率2・12。シーズン途中からはマテオに代わって守護神も務めたが、右肘に痛みを抱えて帰国。10月に手術を受けたことで、球団は保留者名簿から外し、自由契約となった。翌年2月の沖縄春季キャンプにテスト生として参加し、右肘の回復状態を確認した上で、1年契約の年俸5000万円で再契約となった。

★保留者名簿

 野球協約第9章「保留選手」に定められている球団が翌年度も契約を結ぶことを予定している契約保留選手の一覧。シーズン終了後に翌年度の保留者名簿をNPBに提出し、12月2日にコミッショナー事務局から公示される。球団は保留権を持っている支配下選手や育成選手に対し、独占的に契約交渉を行うことができる。保留者名簿に記載された選手は、他球団との契約交渉ができない。保留者名簿に記載されなかった選手は11月末日をもって自由契約選手となり、いずれの球団とも支配下選手や育成選手として契約可能なFA選手となる。

ラファエル・ドリス(Rafael Dolis)

 1988年1月10日生まれ、30歳。ドミニカ共和国出身。2004年にカブスに入団。11年9月26日のパドレス戦でメジャーデビュー。13年にはジャイアンツ、14年にはタイガースとマイナー契約を結んだ。16年から阪神。17年には最多セーブ(37S)のタイトルを獲得。今季は55試合に出場し、1勝7敗32S4H、防御率2・85。通算152試合、8勝14敗77S18H、防御率2・63。1メートル95、109キロ。右投げ右打ち。今季年俸1億2500万円。背番号「98」

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