レース結果

【クイーン賞】テリオスベルが早め先頭から後続を振り切り重賞初V


クイーン賞のレース結果

 果敢にハナを奪った江田照男(50)=美・フリー=騎乗で3番人気のテリオスベルが、マイペースの逃げに持ち込み、グランブリッジの追い上げを振り切って2馬身差で重賞初制覇を飾った。タイム1分54秒4(稍重)。2着から7馬身差の3着にショウナンナデシコが入り、JRA勢が上位を独占した。

 ◆江田照騎手(テリオスベル1着)「スタートは速くないけど、持久力のある馬。手応えが良かったし、持ち味を信じて追った」

 ◆福永騎手(グランブリッジ2着)「前を見ながらいい流れになったと思ったし、最後まで差を詰めていたけど、勝ち馬が強かった」

 ◆吉田隼騎手(ショウナンナデシコ3着)「スタートも良く、勝ち馬の流れについていけたけど、勝負どころで動けなくなってしまった」

 ◆丸田騎手(ホウオウピースフル4着)「淡々とした流れが久しぶりで、ペースに戸惑ったのかも」

 ◆酒井忍騎手(リネンファッション5着)「早めに来られたなかで、よく頑張ってくれた。スムーズに逃げられれば違ったと思う」

 ■テリオスベル 父キズナ、母アーリースプリング、母の父クロフネ。黒鹿毛の牝5歳。美浦・田島俊明厩舎所属。北海道新ひだか町・野坂牧場の生産馬で、馬主は鈴木美江子氏。戦績28戦6勝(うち地方5戦1勝)。獲得賞金1億2778万円(うち地方5216万円)。重賞は初勝利。クイーン賞は田島俊明調教師、江田照男騎手ともに初勝利。馬名の意味は「願いをかなえる(古代ギリシャ語)+鈴」。

レース展望

クイーン賞レース展望のグランブリッジ

 『第68回クイーン賞』(JpnⅢ、ダート1800メートル)が11月30日、船橋競馬場で行われる。ダートグレード競走では珍しいハンデキャップ戦。今年はショウナンナデシコ、グランブリッジなど実績十分のJRA勢に、地方勢がハンデ差を生かして挑む。

         ◇

 【見解】JBCレディスクラシックは2着に敗れたグランブリッジだが、末脚は目を引いた。斤量54キロなら負けられない。まさかの連敗を喫したショウナンナデシコはハンデ差が鍵も、能力上位は明らかだ。テリオスベルもはまれば重賞を勝つ力は十分にある。



◆グランブリッジ
 3歳馬グランブリッジが早くもリスタートを切る。前走のJBCレディスクラシック(JpnⅠ)では同じ3歳のヴァレーデラルナにクビ差届かず2着。ダート女王の座は逃したが、鋭い伸びで古馬をまとめてかわした走りからも前途は明るいだろう。新谷功㆒調教師は「前走はよく頑張ってくれました。ただ、ゲートでつまずいたことに関して、その後いろいろ見直しながら調整を進めました。追い切りはイメージ通りでいい感じ。力は出せる仕上がりですね」と期待十分。斤量も54㌔と恵まれた印象で、きっちり勝利を手にして今後へつなげたい。


クイーン賞レース展望のショウナンナデシコ

◆ショウナンナデシコ
 ショウナンナデシコは威厳を取り戻せるか。今年はかしわ記念(JpnⅠ)を含め重賞4連勝を飾り、新たなダート女王誕生を予感させたが、秋2走はまさかの連敗。「ヨーイドンの形より、自分でレースを作っていきたい。牝馬同士なら力上位のはず。船橋は相性のいいコースなので、本来の走りをして巻き返してほしい」と須貝尚介調教師。ここも斤量57・5キロのトップハンデと条件は厳しいが、重賞2勝の船橋で復権を期す。


クイーン賞レース展望のテリオスベル

◆テリオスベル
 交流重賞の近4走で差のないレースが続くテリオスベル。2走前のレディスプレリュード(JpnⅡ)では序盤に不利がありながらも、盛り返して2着に入り重賞級の力を示した。うまく自分の形に持ち込めればタイトル獲得が見えてくる。「舞台どうこうよりも、とにかく外枠が欲しい。スタートが遅いので、1コーナーの入りと3コーナーの運びが鍵になります。どこかで早めに先頭に立って持ち味を生かしたい」と田島俊明調教師。


クイーン賞レース展望のテリオスベル

◆ホウオウピースフル
 初ダートのホウオウピースフルは、7月の巴賞で2年8カ月ぶりの勝利を飾った。復調気配にあるこのタイミングで新たな活躍の場を求めて参戦する。「前走はゲートを出てつまずき、後手に回ったのが痛かった。短期放牧を挟み、いい状態で出せそう。ダートは以前から使ってみたかった。今後に向け、選択肢を増やせるような競馬をしてほしいですね」と大竹正博調教師。


クイーン賞レース展望のサルサレイア

◆サルサレイア
 サルサレイアは2年前のこのレースで3着。昨年も5着に追い上げたように、末脚を生かせる船橋コースは合っている。「前走は少しイレ込んでいたのが響いた。(ハンデ)51キロは歓迎だし、船橋1800メートルも合っている。ペースが向いてくれれば」と堀千亜樹調教師。


◆リネンファッション
 昨年のJBCレディスクラシックで3着のリネンファッション。転入後は未勝利だが、強敵がそろった前走のオープンでは、逃げて0秒3差の4着と復調の兆しを見せた。ここも軽くは扱えない。


◆コスモポポラリタ
 転入後は勝ち切れていないコスモポポラリタだが、東京プリンセス賞でスピーディキックのクビ差2着に追い込んだように地力は高い。相手なりに走るので、交流重賞のメンバーでも注意が必要だ。

出馬表

過去10年成績&データ

クイーン賞2022の10年表

 ●データ =過去10年

 ▼人気……1番人気【4・4・0・2】、2番人気【1・1・1・7】、3番人気【1・2・2・5】。6番人気以下が2勝含む3連対で伏兵に注意。単勝平均配当610円、馬連平均配当1700円
 ▼所属……JRAが延べ14連対(栗東7、美浦7)だが、近年は3連敗中と苦戦続き。地方馬は大井が4連対、船橋と川崎がそれぞれ1連対
 ▼年齢……4歳が7連対でトップ。3歳と6歳がそれぞれ4連対で続く。ほかに7歳が3連対、5歳が2連対
 ▼実績……連対延べ20頭中14頭がダート1800mの重賞で連対。残る6頭中3頭は、ダート1800mで3回以上連対していた
 ▼前走……連対延べ16頭がJBCレディスクラシックまたはレディスプレリュードで、近5年では10頭中9頭が該当する
 ▼ハンデ……トップハンデは【4・4・0・4】
 ▼脚質……【逃7先9差4追0】17年以降、逃げ馬が4勝含む5連対と好調だ

レース概要

日本テレビ盃のコース画像

開 催 日:2022年11月30日(水)

距  離:ダート左回り1,800m

出走資格:サラブレッド系 3歳以上牝馬

1着賞金:2,500万円

負担重量:ハンデキャップ

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