『第34回かしわ記念』(JpnⅠ、ダート1600㍍)が5日、船橋競馬場で行われる。昨年は地元・船橋所属のカジノフォンテンが10年ぶりとなる地方馬Vを達成。連覇に期待がかかるが、今年もJRA勢は手ごわいメンバーがそろっており混戦必至だ。
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【見解】テイエムサウスダンの前走を評価。持ち前のスピードに加えて持続力が備わり、今回も二枚腰を発揮できれば突破可能だ。カジノフォンテンは状態が上向いており、昨年同様のパフォーマンスを期待。ショウナンナデシコは牡馬相手だが、近走の充実ぶりなら好勝負が期待できる。
◆テイエムサウスダン
テイエムサウスダンは前走のフェブラリーS(GⅠ)で、不安視されていたマイルを克服して2着。残り1ハロンで勝ち馬にかわされたものの、しぶとく逃げ粘り距離にめどを立てた。飯田雄三調教師は「理想的な展開で競馬ができていたし、最後もよく踏ん張った。あのメンバーを相手に、距離を延ばしてマイルをクリアできたことは大きな収穫」と成長をたたえた。その後についても「すごく順調。ここにきて力をつけていて、充実ぶりが顕著。逃げてもいいし、他が行けば控えてもいいし、自在性が出てきたからね。本当に楽しみ」と指揮官は期待を寄せ、悲願のビッグタイトルへ盤石の構えを見せている。
◆カジノフォンテン
連覇に挑むカジノフォンテンにも注目だ。昨年の当レース以降は勝ち星がなく、南関同士の京成盃グランドマイラーズでも2着に敗れたのは気になるが、JpnⅠ2勝の実力は無視できない。「使ったことで雰囲気が変わり、前走とは状態面が全く違う。中間も上々の時計を出せているし、地元の利もある。連覇を期待したい」と山下貴之調教師。力の要る今の船橋コースへの対応は鍵だが、JRA勢が相手のマイル戦ならスムーズに折り合えるはずだ。
◆ショウナンナデシコ
ショウナンナデシコは前走のマリーンC(JpnⅢ)を8馬身差で圧勝。持ちタイムに不安は残るものの、勢いづいた今なら牡馬相手でも十分に楽しみな㆒頭だ。「前走後も息の入りは良かったですし、うまく調整できています。牡馬が相手になりますが、斤量は前走より少し軽くなりますからね。前走くらい走ってくれれば」と須貝尚介調教師。
◆ソリストサンダー
昨年はハナ差2着のソリストサンダー。その後は武蔵野S(GⅢ)制覇を含め、マイルでは4戦して全て掲示板内の堅実な走りを見せている。「ここ2戦、GⅠやドバイ(ゴドルフィンマイル4着)で相手がそろったなかでよく頑張って走ってくれましたね。その後も特に疲れなどを見せず、調子は良さそうです。7歳ですが年齢による衰えは全くなく、安定して力を出してくれています。今回は帰国初戦という点が鍵ですね」と高柳大輔調教師。トップレベルとの対戦を糧に、雪辱を果たせるか。
◆インティ
勝ち星から遠ざかっているインティだが、かしわ記念は過去2、3着の実績があり、決して見限れない存在だ。「最近は思ったよりも行けなくなっている。かといって、抑える競馬を覚えさせようとしたが、それも身についていない。掛かって終わってしまう。ただ、体調自体は悪くないし船橋も相性はいいので、内枠に入ってスムーズに回ってこられれば」と野中賢二調教師。行き脚は鈍くなったが、スタート地点からダートの舞台なら、先手争いが有力になる。
◆エアスピネル
芝・ダートでGⅠ2着の実績があるエアスピネル。前走のフェブラリーSは大外枠が影響し、不完全燃焼の9着に終わっただけに、巻き返しに期待したい。「その後は目標をここに切り替えて、放牧を挟んで順調に調教をこなせています。動きはいいですし、状態は悪くないです。コーナー4つも経験していますし、うまくかみ合えば。9歳ですが気持ちの衰えは感じません」と笹田直義調教助手。不屈の闘志で13回目のビッグレースへ挑む。
◆サンライズノヴァ
サンライズノヴァの前走・フェブラリーSは前に行った馬の決着となり展開が向かなかったが、上がり3ハロン2位をマークしており末脚は健在だ。「早めに帰厩させてしっかり動かしていますし、ここまで順調にきています。かしわ記念は3度目ですし、舞台は特に問題ないと思います。衰えも特に感じないので、展開がはまれば」と生野賢㆒調教助手。鞍上にD・レーン騎手を配し、2度目のJpnⅠタイトルを目指す。
◆タイムフライヤー
2歳時にホープフルS(GⅠ)を制し、早い時期から活躍したタイムフライヤー。前走のフェブラリーSでは0秒7差の5着に追い上げ、7歳になっても高い能力を示している。「馬体に張りが出て、すごく良くなっている。南関の馬場が合ってくれれば」と内田勝義調教師。転入初戦でも注目だ。
◆ギャルダル
昨年の東京ダービー2着馬のギャルダル。重賞は未勝利だが、その後の同世代の活躍を見れば、力は見劣りしない。今回と同じ船橋1600㍍で連勝中と勢いにも乗っており、JpnⅠのメンバーでも注意が必要だ。