船橋ケイバ伝統の重賞『第68回ダイオライト記念』(JpnⅡ、ダート2400メートル)が15日、船橋競馬場で行われる。歴代の勝ち馬にはGⅠ(JpnⅠ)ウイナーが名を連ねるハイレベルな一戦で、長距離戦とあって騎手の駆け引きにも注目したい。
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【見解】前走でスタミナと心肺機能の高さを見せたテリオスベルを信頼する。勝ち馬には離されたが、2着とはクビ差。うまくハナさえ奪えれば、牡馬が相手でも2つ目のタイトルを期待できる。長距離で安定感を示すペイシャエス、連勝の余勢を駆るメイショウフンジンが相手の筆頭。
◆テリオスベル
テリオスベルが牡馬を㆒蹴する。前走のエンプレス杯(JpnⅡ)はスタートからゴールまで追い通しとなったが、大きく後退することなく3着。異色のレースぶりを田島俊明調教師が「スタミナと心肺機能の高さを見せたけど、やはり100%の力は出せていない」と回顧するだけに、うまくかみあったときの実力は相当なものだろう。「今回もスタートが鍵。速いペースでもいいので自分の形に持ち込みたい。中間も疲れはなく特に問題はない。日曜(12日)に速いところをやって備えます」と徹底先行の構えを崩さない。同型馬の存在は気になるが、スムーズにハナさえ奪えれば、2つ目のタイトルはグッと近づくはずだ。
◆ペイシャエス
2000メートル以上で安定した走りを見せていたペイシャエスだが、前走の川崎記念(JpnⅠ)はまさかの7着。小西㆒男調教師は「相手も強かったし、地方であそこまでもまれる競馬は経験していなかったから嫌気が差したみたい」と振り返る。8日は戸崎圭太騎手がまたがり、坂路で4ハロン51秒9の自己ベストをマーク。中間の動きは抜群で、トレーナーは「しっかり時計も出ていて、使ってきているけど状態は良さそう。距離は未知だけどそこまで気にならない。改めて」と期待を寄せる。
◆メイショウフンジン
勢いに乗るメイショウフンジンにも注目。二枚腰を発揮して2戦連続で競り勝ち、満を持して重賞へ駒を進めてきた。西園正都調教師は「すごくいい状態。以前はとても緩かったが、使っていくうちに解消されていき、力もつけてきたのと重なって、今は本当に充実している。2400メートルは初めてだが、2100メートルで結果を出しているので問題ない」と状態の良さを伝える。うまく自分の形に持ち込めれば好勝負必至だ。
◆グロリアムンディ
グロリアムンディはチャンピオンズC(GⅠ)大敗後、暮れの東京大賞典(GⅠ)に出走予定だったが、トモ(後肢)をひねったため回避。立て直しの㆒戦を迎える。「前走は状態がもうひとつでパフォーマンスを発揮できなかった。動きは格段に良くなっているし、前向きさも出ている。船橋のナイターは初めてだが問題ないと思う」と山口健寿調教助手。2400メートルに勝利歴があるのは強みで、実績のある距離で巻き返しなるか。
◆アナザートゥルース
JRAに在籍していた2020年にこのレースを勝ったアナザートゥルース。転入後は2戦してともに2着だが、行きっぷり良く逃げて0秒4差に粘った前走を見ても、9歳ながら衰えは感じられない。コンビを組む森泰斗騎手は「距離が延びるのはプラス。転入初戦は途上だったし、そのぶん使っての上積みは感じた。自在性があるのがセールスポイントで、ファイトする気持ちが戻ってくればチャンスはある」と期待を寄せる。
◆セイカメテオポリス
セイカメテオポリスは長距離重賞で好走を繰り返し、今年初戦の金盃でも3着に追い上げた実力馬だ。「前走の馬体重増は成長分。前走を使って状態は上がっているし、今のパワーを要する船橋の馬場も合うと思う。何とかダートグレードのタイトルを」と渡辺和雄調教師。
◆マンガン
長丁場で安定しているマンガン。前走は出遅れもあって4着に敗れたが、抜群の末脚を発揮して0秒2差まで詰めた。復調は確かで、よどみなく流れる交流重賞なら、好走が可能だ。
◆ミューチャリー
2021年JBCクラシックの覇者で、昨年の日本テレビ盃(JpnⅡ)以来の実戦となるミューチャリー。「調教の動きは悪くなく、馬場もこなしている。使える態勢にはあるよ。あとは気持ちの問題だけ」と矢野義幸調教師。