レース後に課題克服のため、恩師の駒大・大八木弘明総監督に相談。大学の先輩で東京五輪代表の中村匠吾(富士通)も取り組んだ変化走を取り入れることを提案された。1月の鹿児島・徳之島合宿では所属先のJR東日本と駒大の合宿が同じ場所で行われ、学生たちの練習もある中で、恩師が車で40キロ走に付き合ってくれたという。
東京マラソンへ向けて練習するJR東日本の其田健也=千葉県富津市にて(酒井真大撮影)
「疲労度は何本も繰り返すうちに減ってきた。マラソン仕様の体になってきた」。これまでは故障のリスクも考慮して制限してきた40キロ走を増やし、そのなかでペースを変化させることで、レース中のギアチェンジに対応できる準備を整えた。
大学時代の箱根駅伝では2年時に10区(区間2位)、4年時に1区(同13位)を任され、大手町-鶴見中継所を走った。東京マラソンは4大会連続出場で過去3大会はいずれも日本勢2位。「東京ラン」は誰よりも自信がある。それでも「もうちょっと突き抜けた結果が欲しい」と其田。JR東日本入社後に駅員として実習に通ったという東京駅に日本勢トップで帰ってくる。
■其田 健也(そのた・けんや) 1993(平成5)年5月10日生まれ、31歳。青森県出身。青森山田高から駒大卒。JR東日本所属。中学で競技を始める。箱根駅伝は2年から3年連続で出場。初マラソンだった2018年のびわ湖毎日は2時間14分53秒。東京マラソンは22年から3大会連続で日本人2位。23年大会は自己ベストの2時間5分59秒で8位。同年、世界選手権(ブダペスト)で35位。168センチ、54キロ。
★男子マラソン・世界選手権東京大会への道
日本代表は最大3枠。23年4月─25年3月の日本陸連JMCポイントランキングトップで条件を満たした選手は内定。選考レースは昨年12月の防府読売、福岡国際、今年2月の別府大分毎日、大阪と3月2日の東京で2時間6分30秒の参加標準記録を突破した選手の中から総合的に判断して選出される。また、選考レースで日本記録を樹立した選手(選考期間終了時点の日本記録保持者)も内定となる。
【2025年東京マラソン】
◆主催 東京マラソン財団
◆共催 日本陸上競技連盟、東京都、産経新聞社ほか
◆後援 サンケイスポーツ、ニッポン放送ほか
◆主管 東京陸上競技協会
◆特別協賛 東京地下鉄株式会社