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DeNA・中川虎大、7年目でつかんだプロ初勝利「すごく長かった」 記念球は感謝する両親へ

八回を投げ終えベンチに下がるDeNA・中川虎大(左)とDeNA・伊藤光(右)=エスコンフィールド北海道(撮影・三浦幸太郎)

(日本生命セ・パ交流戦、日本ハム3-4DeNA、2回戦、DeNA2勝、1日、エスコン)DeNA・中川虎大(こお)投手(24)が同点の八回に4番手で登板。1回を三者凡退、2奪三振の快投で牧の決勝弾を呼び、プロ初勝利を挙げた。和歌山・箕島高から育成で入団。7年目でつかんだ1勝に「めちゃくちゃ遅い。すごく長かった」と語った。

野球好きの両親のもと「物心つく前からボールを投げていた」という右腕の毎日は中学2年の秋に途絶えた。「遊びたい…と思ったんですかね」。親にもまともに相談することなく、和歌山シニアを退団した。

日々を過ごす中、気付けば夏の高校野球を見に行っていた。心から野球が消えることはなかった。「もう一回、野球せんか?」。母・さゆりさんの一言が背中を押した。

母は再び使う日を信じて野球道具を保管してくれていた。親戚で箕島高が79年に春夏連覇時のエースだった木村竹志氏にクラブチームへの参加を頼み込み、同校へ進学する道も切り開いてくれた。

「親がいなければ、今の自分はいない」。最後まで信じてくれた両親へ、北の大地から感謝の思いを込めた記念球を届けた。(浜浦日向)

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