運命の作品に出会ったと実感したという大西=東京・新宿(撮影・大橋純人)
舞台あいさつに臨む左から毎熊、高橋、大西
インタビューに答える大西礼芳 =東京・新宿(撮影・大橋純人)
ポーズをとる大西礼芳 =東京・新宿(撮影・大橋純人)
ポーズをとる大西礼芳 =東京・新宿(撮影・大橋純人) ギャラリーページで見る女優、大西礼芳(35)が24日、東京・新宿ピカデリーで行われた主演映画「安楽死特区」の公開イベントに出席。サンケイスポーツの取材に応じ、代表作にする思いを吐露した。
医師で作家、長尾和宏氏の同名小説が原作で、「安楽死法案」が可決された近未来の日本を舞台に、安楽死希望者が集う施設で繰り広げられる人間の尊厳、生と死、愛を問う社会派作品だ。
大西は、ダブル主演する俳優、毎熊克哉(38)が演じる難病で余命宣告されたラッパー、章太郎のパートナーでジャーナリストとして安楽死に反対する歩を熱演。
安楽死希望者を受け入れる施設に2人で〝潜入〟し、体調とともに心境が変化していく章太郎に激しく戸惑いながら死と愛に揺れ動く難役に挑み、「今までの作品でも私生活でもひた隠しにしてきた自分の激しさをこじあけられた作品。女優人生の道幅を広げてくれた。代表作になってほしい」と運命の出会いを実感した。
安楽死については「今回、演じてみて自分で自分の死を選ばなきゃいけないことは想像を絶する苦しみだと思いました。だからこそ、それに対して他人が意見を言うことに危うさを感じる」と真摯に語った。
この日の舞台あいさつに、軽度の脳梗塞で入院中の高橋伴明監督(76)は登壇せず。大西は「大学で映画を教えてくれた先生であり、伴明さん、すごく大好きなんです。また一緒に映画を作らせてもらえたらと願っているので、早く元気になってほしい」と感謝で瞳を潤ませた。
舞台あいさつには高橋監督の妻で今作のプロデューサーを務めた女優、高橋惠子(71)、共演の筒井真理子(65)らも登壇した。(大塚美奈)