初小説『パーマネント・ブルー』出版のPRで大阪市浪速区のサンケイスポーツに来社したEXILE 橘ケンチ(撮影・薩摩嘉克)
ギャラリーページで見る自伝的小説「パーマネント・ブルー」(文藝春秋社刊。税込1870円)で作家デビューしたEXILE、EXILE THE SECONDのパフォーマー、橘ケンチ(43)が24日、大阪市浪速区のサンケイスポーツで単独インタビューに応じた。自他ともに認めるEXILEきっての読書家。親交のあるハードボイルド、時代小説の第一人者、北方謙三氏(75)から「次は橘君の闇を見たい」とのゲキを受け、動のパフォーマー&静の作家の二刀流継続を誓った。(聞き手・笹井弘順、大澤謙一郎)
◆大阪のサンスポ編集局に来社◆
2019年からメンバーにも告げず執筆に取り掛かり、3年かけて書き上げた処女小説。高校でダンスを始めた賢太が大学在学中も就職活動はせず、プロのダンサーを夢見てあがく青春を描く。
橘は「会社の事務所内で書き上げた瞬間、よっしゃ終わったって(パソコンの)エンターキーを押した瞬間、めっちゃうれしいんだけど、周りに誰もいないから、なんか分かち合えない。作家って、こういうことなのかなって、孤独さと強さに触れられた気がしました」と心境を話した。
キッカケは、趣味の読書を生かし「動的なEXILEが本を読むイメージが世間的にないから、逆に読んだ本を紹介して〝本の広場〟みたいなのを作りたい」と17年に始めたオンラインサイト「たちばな書店」。
徐々に本にまつわる仕事も増えた翌年「チンギス紀」を刊行した北方氏とトークショーを行った際「小説書かないの? 簡単だよ。君の人生を書けばいいんだ」と勧められた。