直球とほぼ同じ軌道、球速からわずかに変化してバットの芯を外すのがツーシームの特徴だ。DeNA・山崎康のツーシームは落ち方や軌道がフォークに近く、曲がって落ちる。めったにない軌道を描くため魔球と称される変化球を武器に、今季は2勝4敗、37セーブ、防御率1・92の好成績をマークした。山崎康級のツーシームを手にすれば、侍ジャパンの一員として世界を舞台に戦うことになる藤浪にも大きな武器となることは間違いない。
1日には秋季キャンプの練習の一環として状況を設定した紅白戦が行われ、藤浪は先発する予定だ。「先発試合なのであんまり自由にもできないかなと思う」と話したが、新ツーシームが実戦で試される可能性もある。感触によっては、4日の紅白戦でも再び試す可能性があり、6日からの侍ジャパン合宿に合流する。
「すごく動くのでコントロールが難しい。うまく投げられれば-という感じです」
ツーシームを武器として使っていくことに意気込みは十分。世界の舞台を前に、まずは安芸で習得に励む。 (臼井杏奈)