ヤザワ渡船で開催された「タチウオチャンピオンシップ2025~26」で優勝した松浦精次さん 大阪・北港のヤザワ渡船で開催されていたロングランイベント「タチウオチャンピオンシップ2025~26」(サンケイスポーツ後援)が2月末で終了。大阪市港区の松浦精次さん(58)が221・1センチ(前期102・5センチ、後期118・6センチ)で優勝。前回4位のリベンジを見事に果たした。
前回大会4位の雪辱を果たし、見事第2代王者に輝いた松浦さんは「友人に『ようやったな』と言われましたが、マグレですよ。船長にいいポイントへ連れて行ってもらったおかげです」と、謙虚に喜びを語った。
2024年に初開催され、今回で2回目。前回は期間中の2匹長寸で競ったが、今大会からは前期(7月~10月末)と後期(11月~2月末)の各ステージで釣り上げた最大魚1匹ずつ、計2匹の合計長寸を競うルールに変更された。
松浦さんは前回、計203・5センチ(102センチ+101・5センチ)で暫定首位に立ちながらも、終盤に逆転を許し4位に甘んじた。その悔しさを胸に挑んだ今回。8月に102・5センチを確保。さらに12月前半には118・6センチの「ドラゴン級」を釣り上げ、合計221・1センチをマーク。2位に10センチ以上の大差をつける独走劇で頂点に立った。
中学2年から竿を握る超ベテランの松浦さん。テンヤタチウオ歴は約7年だが、今大会の期間中には約15回も釣行を重ね、戦略を練り上げた。
状況に応じて10本ほどのタチウオロッドを使い分けるなか、118・6センチを仕留めた洲本沖の釣行で手にしたのは、意外にも「4000円ほどの格安ロッド」だった。
「その日は風や波があったので、テンヤが揺れすぎないようあえて柔らかい竿を選びました。船長からは『そんなのでやるの?』と言われましたけどね」と笑うが、この柔軟な思考が勝利を呼び寄せた。
当日のヒットテンヤはダイワの「パープルゼブラ」。エサは締めたイワシやサンマを用意したが、食わせたのは「柔らかい生イワシ」だった。
「底付近でアタリが出たが、すぐにはアワセず、テンヤを追わせてじらした。いろいろイメージしながら釣るのが楽しい」
「大型は底にいる」という定石に縛られず、「釣れている棚以外を攻める」という松浦さん。優勝の盾に加え、副賞の無料乗船券10枚が贈られた。その他、2位には電動リール「フォースマスター300DH」、3位にロッド「極鋭テンヤタチウオ」など上位者に豪華賞品が贈られた。
2位・脇本耕司さん2位は計208・5センチ(前期112センチ、後期96・5センチ)で、大阪市東住吉区の脇本耕司さん(58)で、3位は206センチ(前期112センチ、94センチ)で堺市北区の竹田明弘さん(60)。前期は112センチで同サイズだったが、後期に2・5センチ差での決着となった。
3位・竹田明弘さん両者は前期112センチと同サイズだったが、後期に2・5センチ差がつき決着となった。
2位の脇本さんは釣り歴35年で、テンヤタチウオ歴4年。後期は悪天候で出船できない日があり、13回のエントリーにとどまった。10月初旬、神戸沖で112センチを釣り上げ、「早い時期に良型が釣れたのがよかった。今年は小さい個体が少なかった」と振り返った。
3位の竹田さんは子供の頃に釣りを始め、テンヤタチウオ歴は5年。9月2日、人気インフルエンサーの「フッチー」こと渕上万莉さんのイベントに参加し、112センチをゲットした。「同じ日に102センチも釣ったのですが、大きい方のみの採寸なので」と苦笑い。
2人とも、当日に使用したテンヤはダイワの「イエローゼブラ」。エサは締めたイワシを使い、底を狙う定石の攻めで大物を仕留めていた。