六回、左越え3ランを放つ阪神・原口文仁。岡田彰布監督の起用にド派手に応えてみせた=バンテリンドームナゴヤ(撮影・松永渉平) (セ・リーグ、中日4ー9阪神、9回戦、阪神6勝2敗1分、16日、バンテリンD)効いた! 打った!! 大幅なスタメン入れ替えを行った阪神が、大勝でカード勝ち越しを決めた。岡田彰布監督(66)は就任以来「4番・一塁」で起用し続けてきた大山悠輔内野手(29)をベンチスタートとした。代わって6年ぶりの4番に座った原口文仁内野手(32)が今季1号3ランを含む4打点と大当たり。見事に打線がつながり、巨人から勝率の差で首位を奪い返した。
一打席に懸けてきた男の、魂の4打席だった。チームとして何かを変えなくてはならないゲーム。初の4番弾を含む4打点ですべてを変えたのは、原口だった。
「本当にこういうときに勝てたことが一番だと思うし、勢いをつける勝ち方ができて、またあしたにつながるなと思います」
主軸がそろいもそろって快音から遠ざかり、苦しさがチームを覆っていた。岡田監督は2023年の就任以来、先発メンバーに起用し続けてきた大山をベンチスタートとすることをついに決断。そして、代わって「4番・一塁」に入った不屈の男が、最高の結果をもたらした。
6-0から2点を奪われ嫌なムードが漂いかけた直後の六回。この日4打席目に立った原口が、根尾の146キロを一閃。左翼席へ運び去り、値千金の今季1号3ランとした。スターティングラインアップには大山だけでなく森下、ノイジー、木浪の名前もなかった。佐藤輝は15日に2軍に降格し、日本一に輝いた昨季の主な先発メンバーでは近本&中野の2人しか残っていない並びだった。打線は3試合連続で2得点以下だったが、原口が中心に座ることによって一気に9得点と爆発だ。