キャッチボールをする阪神・椎葉剛=鳴尾浜球場(撮影・水島啓輔) 阪神D2位・椎葉剛投手(21)=四国IL徳島=と育成D1位・松原快投手(24)=日本海L富山=が12日、鳴尾浜で初練習を行った。2人は11日に入寮。椎葉は寮の食事に舌鼓を打ちながらも、来年2月のキャンプインに万全の状態で臨むため、暴飲暴食禁止令を課した。
小雨も降った鳴尾浜でD2位・椎葉は新しい仲間へのあいさつも繰り返しながら、4日ぶりに汗を流した。「久々に体を動かせたなあ、という感じ。すごく良い環境で、ガラッと変わったなあ、という印象です」。午前10時ごろに育成D1位・松原とともにグラウンドに姿を見せ、キャッチボールやダッシュなどで約1時間半の調整。「『頑張ろう』と思ってしまうと思うが、そこは抑えて。2月のキャンプにけががないように、万全の状態で挑みたい」とハードワークはせず、先を見据えて動いた。
阪神・島本浩也に挨拶する椎葉剛=鳴尾浜球場(撮影・水島啓輔)
11日の入寮後、寮の食事に舌鼓を打った。トマトときゅうりなどの苦手な野菜も、肉とともに炒められた一皿でペロリ。今後はバランスの取れた食生活に期待ができる。むしろ「太ってしまいそうな予感はしましたね」というほどのおいしさがかえって心配…。
四国アイランドリーグplus・徳島時代は一度の食事で白米2合を平らげたこともあったといい、胃袋にはキャパシティがある。だがリミッターを外してしまえば、目標に据えた体重95キロの現状維持でのキャンプインは遠のく。自らに「暴飲暴食をしない」と禁止令を発し、誘惑と戦う日々の始まりでもあった。
「体重も急激に増やさないように(したい)。(体に)負担がかかってくると思うので、抑えながらいきたい」
筋肉量でその数値を保ち、万全の状態でのキャンプインにつなげる。最速159キロ右腕は、絶対的守護神になることを目指すグラウンド上と同様に、練習着を脱いでも文字通りの〝ハングリー精神〟を貫く。(須藤佳裕)
◆…椎葉にとっての今年の漢字は「剛」。自身の名前であり、「剛腕になれるように頑張ります」との誓いを口にした。つい最近は「中学生とかに『あ、椎葉や!』みたいなことは言われました」と、大阪・堺市に帰省した際に顔と名前を認知されて驚いた。一方で「『椎葉』と言われるよりは『ツヨシ』か『ゴウ』と言われた方がうれしい」と、愛称にも漢字一字を推していた。