2022年の開幕オーダーがこの日、披露された。昨季93試合で4番に座った大山は7番起用となったが、今後の復調次第では主軸も任せられる。同32試合のマルテは高い選球眼を発揮しやすい3番が頼もしい。今季の打線の中心には佐藤輝がいる。新人史上最多シーズン173三振を喫したプロ1年目は、高めの直球に力なくバットが空を切る姿が何度もあった。だが、進化を止めない大砲はミート率を上げ、安定感という新たな武器を身に着けた。この男の主砲としての活躍と成長なくして、悲願のVは見えてこない。
指揮官は「(近本、佐藤輝以外の)他の打順はシーズンの中でもいろいろ考えながらやっていく部分があるのかな」と起用法を模索していく方針を示しつつ、成果も強調した。
「もちろんシーズンで上げてもらわないといけない人もいるけど、全体の底上げはできた。開幕前の準備としては、大きな不安はなく臨める形になった」
オープン戦は8勝4敗3分けでフィニッシュし、頼もしい軸ができた。あとは25日のヤクルトとの開幕戦(京セラ)に向けて、細部を詰め、万全の戦力に整える。佐藤輝も「開幕が楽しみです」と力を込め、「昨年以上の成績を残すのはもちろん、優勝にしっかり貢献できるような活躍をして、最後笑って終わりたい」と誓った。矢野監督を宙に舞わせる。虎党を歓喜の瞬間にいざなう。そのための準備は、整った。(新里公章)
◆開幕スタメン糸井返り咲き オープン戦最終戦で糸井が「6番・左翼」で出場。左翼はロハスらと争っていたが、井上ヘッドコーチは「レフトの定位置の候補生の中で、一番ベテランである糸井が調子いい。調子いい人間を使いたい。そこに糸井の名前がある」と開幕もスタメンで起用する方針を明かした。オープン戦では打率・346、2本塁打、7打点と好調の超人が2年ぶりの開幕スタメン返り咲きとなる。