視覚障害女子で優勝し、笑顔を見せる道下美里=大分市営陸上競技場 別府大分毎日マラソンは6日、大分市高崎山うみたまご前から大分市営陸上競技場までの42・195キロで行われ、視覚障害では東京パラリンピック女子マラソン金メダルの道下美里(三井住友海上)が2時間57分20秒で優勝。男子は和田伸也(長瀬産業)がT11クラスの従来の世界記録を5分42秒更新する2時間26分17秒で制した。
自身が持つ世界記録の更新を狙った視覚障害女子の道下は、海沿いの強い風に対応しきれなかった。体力が持たなかった後半はペースを落とし「すごく悔しい。もう少しうまく展開していればよかった」と下を向いた。
全てをぶつけた東京パラリンピック後も気持ちは切れなかった。「みなさんに感謝の走りを見せたい。そこまでが私のレース」と決めていた。新型コロナウイルス禍で沿道の応援はなかったが「支えてくれた人の顔を思い出しながら走った」と屈託なく笑った。