投手に挑戦する阪神時代の新庄ビッグボス=1999年03月05日明大から2016年にドラフト1位で入団した最速151キロ左腕。身長191センチと恵まれた体格で、50メートル5秒台とチームトップクラスの身体能力を誇る。以前から球団の後輩でもある大谷(エンゼルス)に続く二刀流の候補として名前が挙がっていたが、新任の稲葉GMの後押しで、「何でもやる便利屋として貢献できれば」と昨年11月に意志を固めた。
昨年末には、SNSを通じて「ビッグボス」こと新庄監督から〝金言〟を授かったという。
「難しく考えるな。ピッチャーだったら芯を外して、バッターだったら芯に当てる。それだけでいい。あとは楽しんで」
シンプルでいて、何やら奥が深そうにも聞こえる〝ビッグボス流〟のメッセージ。新庄監督自身も、1998年の秋季キャンプから二刀流に挑戦し、99年のオープン戦2試合に登板した過去がある。そんな経験者からの言葉を胸に刻み、上原は気持ちを高めた。
この日は投手としてブルペンで変化球を交えて44球を投げ、その後は野手としてティー打撃やフリー打撃に汗を流した。「振れるようになってきているのは感じます」。日本ハムは2月6日に今季初実戦の紅白戦を予定しており「(投手の球を)早く見たいですし、打っておきたい。打席数を多めに立っていきたい」と気合十分。不退転の決意とともに〝新・二刀流〟がベールを脱ぐ。(箭内桃子)