この日、初めてヤクルトのユニホームを着てグラウンドに立った38歳の内川は「たまたま僕のロッカーの後ろが村上君だったので、『内川の教育係はお前な』って勝手に決めました。『ちゃんとやってくださいよ』と怒られないようにやっていければ」と笑顔で明かした。17歳上の大先輩からのお願いに、村上は「任せてください。何でも聞いてください」と答えたという。
内川といえば、セ・パ両リーグで首位打者を獲得し、現役選手で最多の通算2171安打を誇る安打製造機。日本を代表する打者も、村上のすごさを素直に認めた。
「僕があの年齢で、ああいう打撃ができたらもっと安打を打てたと思います。あの年齢で堂々と野球ができるのは素晴らしい。(万全な姿を)僕も楽しみにしたい」
今季の燕打線は村上や青木、内川、山田らが並ぶ。入国規制のためチームへの合流時期は未定だが、メジャー通算24本塁打のオスナ(前パイレーツ)、同77発のサンタナ(前インディアンス)が加わり、2年連続最下位からの巻き返しへ、戦力は整っている。
2日に21歳の誕生日を迎える村上は『打率3割、30本塁打、100打点』を最低ラインに掲げ、「本当のヤクルトの4番になりたい」と意気込んでいる。ファンがいない球春。打球音や声で、活気あふれるキャンプにする。(赤尾裕希)
「バッティング、ノックを受けている感じを見ても、調整が遅れている感じはしなかった。周囲は心配していたと思うが、キャンプ初日から動けていたので全く心配ないという印象。開幕が3月26日なので、オープン戦から順調に調整できると思う。今年は143試合に戻る。本人は3割、30本、100打点と言っているが、40本、100打点ぐらいの成績を期待したい」