(パ・リーグ、ソフトバンク4-2オリックス、15回戦、ソフトバンク13勝2敗、27日、ペイペイD)互いの距離は自転車で15分。大分市出身バッテリーが鷹を勝たせた。ソフトバンク・甲斐が特大の5号2ラン。先発・笠谷を2勝目に導き、ふたりで仲良くお立ち台だ。オリックス15回戦。13勝2敗でチームは早くも今季の勝ち越しを決めた。
「山岡投手は素晴らしい投手なので。積極的にいった結果です。(笠谷には)試合前に『腕を振った球なら大丈夫だから』と声をかけました」
二回1死一塁で打席へ。山岡の143キロ直球を強振すると、1歩目から歩き出した。手応え十分の5号2ランは15試合ぶりの一発。守備でも笠谷を5回1失点とぐいぐい引っ張った。
「どの投手も不安を抱えてマウンドに立っている。(笠谷には)自信をもっていこうと」
笠谷の先発登板日は打率・313、2本塁打。甲斐が楊志館高、笠谷は大分商高。中学も隣だったといい「チャリで15分とか、それくらいの距離です」。4歳下の後輩だが、笠谷がプロに入る前から「いい投手がいるとは知っていた。身近な友達でも笠谷のことを知っているという人もいる」。大分でともに野球教室も行ったことがある2人が投打のヒーローだ。
オリックス戦はこれで7年連続の勝ち越しだ。チームの貯金「11」を、すべてオリックスから稼いでいる計算になる。「この3連戦はいい戦いができた」と工藤監督。山本、田嶋、山岡から白星を拾い切った。2位・ロッテとも2ゲーム差。ここからのパ・リーグは鷹の独壇場だ。
「同じ大分で、こういったゲームができて良かったです」
今季最長タイの5連勝。バッテリーががっちり握手する姿から、温泉の香りが漂ってきそうだった。 (竹村岳)