「(安打トップは)特に…。やめたら、どうせ抜かれるので。気にしていないです」
本人はいたってクールだが、球団通算7777号というハッピーな!? おまけつきだった。
5月24日の巨人戦(甲子園)で顔面に死球を受け、激しい流血とともに鼻骨骨折。球団関係者の話を総合すると折れた場所は鼻背で、1、2週間は腫れると診断されたという。それでも首脳陣に出場を志願。同30日のロッテ戦(ZOZOマリン)でスタメン復帰した姿に、毎年、合同自主トレを行う球界最年長野手・42歳の井口(ロッテ)は「けがをしても試合に出る。練習量も多く、メンタルの強さもある。僕も尊敬する選手です」と最敬礼した。
早大時代からそうだった。2年時のオープン戦で死球で右手を痛めた。当時の監督、野村徹氏(80)によると「投げる方の手で、どうなるかと心配した」が、リーグ戦に間に合わせて、出場を続けた。「口数の多い男でもなく、私にも周囲にも弱音を吐かなかった。けがとか風邪とか、そんなのは彼の中にない」と同氏。この日で1805試合連続出場。常々、「僕はホームラン打者じゃない」というが、衣笠祥雄、金本知憲の系譜をたどりながら、メモリアルを一発で決めたのは、さすがといえる。