中日・岩瀬仁紀投手(42)が23日、ナゴヤ球場のブルペンで投球練習を行い、小さく鋭く曲がるスライダーを試投して年内の自主トレを打ち上げた。39歳のベテラン内野手・荒木に座ってもらって30球。完全復活へ新球のデモンストレーションだった。
「いろんな人に聞いたら(同じスライダーでも)手元で変化する球が一番嫌だと」
プロ野球最多の通算402セーブを誇るが、2015年から2年連続でセーブはなく、今季の1軍登板はわずか15試合。崖っぷちに立たされた左腕の新たな挑戦だ。
「ボールの軌道が違う! (右打者に)入ってくるような感じ。38歳の球だったよ」。通算2000安打まで39本に迫った荒木の賛辞にも、岩瀬は素っ気なかった。
「来シーズンに向けての準備をしているだけ。今(いい回転の球が)投げられても仕方ない」。42歳のハートはすでに戦闘モードに入っている。 (三木建次)