10月29日の甲子園での秋季練習で、藤浪に「野放しにはせん」と直接伝えた金本監督。この日も改めて、「(投手は)秋のキャンプは体力作りが目的。そのために故障者も呼んでますから。投げられないのに呼んでいる投手も何人かいる。そのへんも変えていく」と話した。
3年目の今季、藤浪はチームトップの14勝を挙げ、防御率(2・40)は自己最高。最多奪三振(221)のタイトルも獲得した。肉体を強化しての20勝指令を出している指揮官は、この秋から、強い自覚をうながしていくつもりだ。
もちろん、21歳も気持ちは充実している。この日は短い距離でキャッチボールを行うと、100メートルダッシュを15本こなすなど精力的に汗を流した。全体練習終了後にはみっちりとウエート・トレーニングも敢行。「走り込みは減らして、ウエートを重視していきたい。下半身強化をするなら、ウエートの方がいいと思っているので」。
鉄人化での飛躍へ-。投げられない分、意識を、取り組みを変えて、実りの秋とする。 (山口大輝)