乾いた金属音とともに音速の打球が中堅へと伸びた。中堅手は一歩も動けず、7台のテレビカメラが打球を必死に追う。五回一死二、三塁で清宮が関東第一の右腕・田辺廉投手(3年)の直球を一閃。高校初アーチとなる推定飛距離130メートルの3ランが神宮第2の中堅ネットを揺らした。
「ちょっと内(角)。前の打席がずっと変化球で、ここは変化球は来ないかなと…。春の大会で1本打てたのは大きい。目標にしていた所(球場)で、自信になる」
6日に入学式を終え、9日のデビュー戦(対駒大高)で適時打、12日の早大学院戦では3安打をマークした。その試合後に「納得のゆくのはホームラン」と予告。高校生となって13日目にきっちりと一発回答した。