(セ・リーグ、阪神6-3中日、24回戦、中日14勝9敗1分、29日、甲子園)少ないチャンスを生かし、ここぞで一気に打線がつながる。そして、救援投手陣をドンドンとつぎ込む。シーズンの最終盤で確立した阪神の勝ち方がまたしてもしっかりとできた試合だった。
先発を早い回に降ろして、自慢の継投に入る戦い方ができる阪神は、本当に強い。今シーズンでも、最も勢いを感じるし、「ゾーンに入っている」と表現してもいい。どこが相手でも負けそうにないムードが漂っている。九回に藤川が失点したが、他の投手ではなく藤川だから、逆に心配はいらない。
30日の中日先発は大野雄。前回の対戦ではノーヒットノーランを喫した因縁の相手であり、防御率のタイトルもかかっている。当然、一回から全力で投げてくることが予想される。
とはいえ、屈辱を晴らすチャンスがすぐに巡ってきたと思って臨めばいいだけ。今の勢いのある阪神打線なら、決して分が悪いとは思わない。もしろ、どう攻略するか、楽しみでもある。CS出場権はかなりの確率で獲得するだろう。 (サンケイスポーツ専属評論家)