2019.9.30 05:03

矢野監督の抜てきに応えた!阪神・陽川、代打V弾「最高の結果に」

矢野監督の抜てきに応えた!阪神・陽川、代打V弾「最高の結果に」

五回2死から先制弾を放った陽川。重苦しいムードを振り払った(撮影・岡田茂)

五回2死から先制弾を放った陽川。重苦しいムードを振り払った(撮影・岡田茂)【拡大】

 (セ・リーグ、阪神6-3中日、24回戦、中日14勝9敗1分、29日、甲子園)これぞ陽川という一撃で、停滞ムードは木っ端みじんに吹き飛んだ。代打で登場すると、内角低め直球を豪快なスイングで左翼席へ運び去った。虎のエースへささげる今季3号先制ソロが大きな“うねり”を生んだ。

 「何回もチャンスをもらっているなかで、何とかつなごうと思った結果が最高の結果になりました」

 0-0の五回2死走者なし。カウント1-0から好投する先発・柳の136キロを完璧に捉えた。7月15日の中日戦(ナゴヤドーム)以来、76日ぶりの一発で、矢野監督の抜てきに応えると、打線も攻勢に出た。六、七回で計5得点と突き放し、奇跡のクライマックスシリーズ出場へ大きく前進した。

 この日はメッセンジャーの引退試合。試合前練習から日本選手扱いとなった記念で作成された「I,m Finally 日本人」と記されたTシャツを陽川も着て、笑顔で同じフレームにおさまった。ベンチに帰ると、右腕はおなじみのゴリラポーズで迎えてくれた。

 厳しく優しい大きな背中から、勝負師の生きざまを学んできた。「それ(メッセの引退試合)もありましたし、もう1試合も落とせない」。背番号55は恩返しの快音を響かせ、花を添えた。泣いても笑ってもシーズンはあと一戦。でっかいアーチをかけ、自身の価値を証明する。 (新里公章)

六回に適時打を放った阪神・梅野「明日のことを考えてやっていたわけじゃないけど、結果としてつながった。緊張感のあるゲームを捕手としても感じることになると思う」

試合結果へ

  • 一発を放った陽川(背番55)をベンチで出迎えるメッセンジャー(左から2人目)ら