指名挨拶を終え、撮影に応じる中日・工藤公康監督と近畿大学・宮原廉=大阪府東大阪市の近畿大学(撮影・甘利慈) 中日からドラフト1位で指名された近大・宮原廉投手(21)が26日、東大阪市の同大学で指名あいさつを受けた。来季新たに中日の指揮を執る工藤公康監督(63)と初対面し、「本当に選手思いの監督さんだと思うんで、一緒に戦って優勝できるように頑張りたい」と誓った。
右上手投げで身長182センチ・90キロと均整の取れた体格を持つ宮原は関西学生リーグ通算15勝を挙げて昨秋、今春のベストナインを獲得。今年の侍ジャパン大学日本代表にも選ばれた。9月23日の立命大戦で自己最速を2キロ更新する156キロをマーク。カーブ、カットボール、フォークボール、スプリットと多彩な変化球を交えて打者を圧倒する投球術は先発として完投できるスタミナやリリーフもこなせる器用さが評価され、ドラフト会議ではロッテと競合の末、中日の1位指名を受けた。
両者の面会冒頭で宮原は工藤監督から出会った第一印象を聞かれ「優しいです」と返事。工藤監督が直筆サインを書き入れた交渉権獲得カードが入ったドラフト会議のIDケースを直接受け取ると、記念品として飾ると喜んだ。工藤監督はこれから白星を挙げるごとに記念球を飾っていくよう激励した。宮原は「1年目から即戦力として頑張りたい。この2か月ぐらいが本当に大事な時期だと思うんで、しっかり準備して合同自主トレに入れるようにしたい」と気を引き締めた。
中日、近大双方の出席者らで約30分会談した中、「ともに上を目指して頑張っていこう」とメッセージを伝えた工藤監督は、宮原について「非常に誠実そうというか真面目で、いままで一生懸命頑張ってきたんだろうなというオーラを感じながらご挨拶させていただいた」と印象を語り、「日本を代表する投手になってほしい。プロ野球選手は個人事業主なんで、とにかく自分でしっかり階段を上っていくように。彼自身から『先発として2桁勝利』という目標も出ましたけど、もっともっとその先、どんどん階段を上っていって先にはもっと大きな夢があるという感じだった。大きな夢を掴めるように頑張ってほしい」と期待した。