バスケットボール男子W杯アジア1次予選の中国戦(7月3日)、韓国戦(同6日)に臨む日本代表が19日、東京都内で合宿練習を公開。前日に追加招集が発表された2024年パリ五輪代表の比江島慎(35)=宇都宮=が、久々の代表合宿で元気な笑顔を見せた。
「(代表に)呼ばれないなら、サッカーのW杯を観に行こうと思っていました。サッカー大好きなんで」。比江島は、そう話して取り囲んだ報道陣を笑わせた。「勝ち上がったら、ベスト16がかかった試合に行こうかなと思っていた」。
パリ五輪後に代表引退の意向を示唆した比江島。だが今回、今年2月に就任した桶谷大監督からの熱烈な〝ラブコール〟を受けて合宿への参加を決めた。
桶谷監督とは就任後、ずっと電話で連絡を取り合っていたという。今回の2連戦は、連敗すると2次予選に進めなくなる可能性があり、そうなると28年ロサンゼルス五輪出場権がかかる来年のW杯への道が断たれる重要な試合。
「桶さんの意向としては現時点のベストメンバーで臨みたいと。日本がしっかりW杯に向かっていってほしいっていうところで、ここで負けたらプレ・プレ予選敗退の危機もある状況で少しでも自分の力を還元できれば」。比江島は合流を決めた理由を話した。
一方、桶谷新体制となって米プロ・NBAで指導経験のある吉本泰輔氏とライアン・リッチマン氏(三河監督)がアシスタントコーチに加わったことで「自分がもっとスキルアップできるんじゃないかと。そっちの興味にすごく沸き立って」と、まだまだ成長の意欲が強いことも理由に挙げた。
今回、メンバーに選ばれればパリ五輪後の24年11月に宇都宮で行われたアジア杯予選以来の代表戦になる。今も所属する宇都宮では堂々の主軸を務める比江島。代表引退を口にしたのは若手の成長を願ってという面もあったが、「自分を超えていける選手が出てくるまでプレーするのもありだと考えた。キレの部分では前より落ちているかもしれないが、いろんな技術でカバーをしたり、まだまだ貢献できる自信がある」と胸を張る。
この時期での代表復帰でロサンゼルス五輪は視野にあるのか。その質問には「今のところは全く考えてはいない」としつつも、「(2年後に)まだ若手に負けていないっていう感覚があるのなら、もしかしたら目指すかもしれない」と話した。