初戦敗退に悔しそうな表情を見せる織田翔希(左)ら横浜ナイン=甲子園球場(梶山裕生撮影) 第98回選抜高校野球大会第2日(20日、横浜0-2神村学園、甲子園)昨春王者の横浜は神村学園にまさかの零封負け。初戦敗退で、史上4校目の春連覇はならなかった。プロ注目の最速152キロ右腕、織田翔希投手(3年)は7回⅔を7安打2失点で負け投手になり、悔しさに満ちた表情で言葉を絞り出した。
「甲子園という舞台で自分が変わってしまった。いつも通りの投球ができなかった」
本調子とは程遠い投球だった。0-0の三回、直球、変化球ともに高めに浮いたところを狙い打たれ、3安打を浴びて2失点。その後は立ち直り、五回にはこの日最速の150キロを計測したが「エンジンがかかるのが遅かった」と唇をかんだ。
織田と同じく世代屈指の投手といわれる沖縄尚学・末吉良丞投手(3年)も19日の1回戦で姿を消した。昨年大会優勝の原動力になった横浜のエースは「『負けに不思議の負けなし』という言葉がある通り、立ち上がりの弱さも分かったので、しっかりとつぶしていかないといけない」。高校最後の夏に向け大きな宿題を持ち帰り、聖地を後にした。(依田雄太)