さらに宮崎でのフェニックス・リーグ取材帰りの中屋は、主力組のシート打撃で感じるものがあったという。
「近本さん、中野さん、森下、佐藤輝さん、大山さんの並びは、改めて怖いなと。1番から5番まで打順が固定された主力が5人もいるのは、相手にとっては脅威ですよ」
そして、そんな面々からは自信があふれ出ていたとも証言する。
「中野さんも、森下も『勝ち上がってきた相手に勢いはあるけど、のまれないようにやるだけ。自分たちの野球をやればいい』と話していました。同じDeNAが相手でも、CS直前にバタバタした感じがあった昨年とは全然違いますよ。これがチャンピオンとしての矜持(きょうじ)、なんですかね」
中屋の話を聞いていると、頭の中のモヤモヤがどこかへ飛んでいった。心置きなく、藤川監督が「秋の大運動会」と評した戦いを楽しみたい。
プログラムナンバー1番は、セ・リーグ最多勝、最高勝率、最多奪三振の村上頌樹による快投ショーだ。続いては、近本光司、中野拓夢が繰り広げる、息ぴったりの二人三脚チャンスメーク。かけっこが得意なリードオフマンは、一気にゴールテープを切ってホームインしてしまうかもしれないなあ。さらには、森下翔太、佐藤輝明、大山悠輔が競演する、スタンドまで届く玉入れも大いに見物だ。
そうなれば、DeNAの大黒柱・東倒しに成功。相手ベンチは虎のブルペンに救援陣を借りに行くかも…。