2024年、ソフトバンクとの日本シリーズを制して、胴上げされるDeNA・三浦大輔監督「AクラスとBクラスがちょっと分かれそうですね。巨人とDeNAは、やっぱり戦力ありますよ。あとはちょっと戦力的に落ちますね」とシーズンを占った岡田顧問は、特に昨年日本一のDeNAを警戒していました。その意外な理由とは…。
「DeNAは3位から日本一になって、ハワイに優勝旅行に行こうと思ったら、行けなかったんよ。日本一になったのが遅かった(2024年11月3日)から、飛行機のチャーター機がもう取れなかったんよ。巨人とソフトバンクがチャーター機を抑えていて、3機目はなかった。相当悔しがっていたんよ。だからDeNAは今年、相当いきますよ」
力説していたのは、ハワイへの優勝旅行企画がチャーター機の調達が不可能だったことで潰れたことへの憤り!? 今季こそ、憧れ? のハワイ旅行を実現するためにDeNAは総力を結集して向かってくるーという論旨でした。レギュラーシーズンでのDeNAは4番を予定していたオースティンの故障や、先発の柱を期待していたバウアーの不調で波に乗り切れませんでした。しかし、岡田顧問の指摘通り、戦力はあります。シーズン終盤は調子を上げて、最後は巨人を逆転して2位に。そのままCSのファーストステージでも巨人に連勝でしたね。
さあ甲子園で行われるファイナルSでは岡田顧問が恐れた? ハワイに行けなかった恨みが爆発するのか…。阪神からすればお門違いの恨みですが、憧れのハワイ旅行がDeNAの戦うパワーに変化するとなると、厄介ではありますね。
ただし、7日公開のコラム『CSファイナルの「阪神不利」予想の根拠は?データは絶対有利!』で書いた通り、死角はないはずです。レギュラーシーズンでの投打のデータを見れば、全く恐れる要素はありませんね。投手陣の防御率、失点を見ても先発ーリリーフともに盤石。失策もリーグで最も少なく(57)て、打線もDeNAに負けていません。しかもアドバンテージの1勝があり、4戦先勝は阪神でしょう。阪神ーDeNAのCS対決は過去4度あり、いずれもファーストS。敗れたのは17年と24年の2度です。同じ轍を踏むことは今回はないと信じています。
■植村徹也(うえむら・てつや) サンケイスポーツ運動部記者として阪神を中心に取材。運動部長、編集局長、サンスポ代表補佐兼特別記者、産経新聞特別記者を経て特別客員記者。岡田彰布氏の15年ぶり阪神監督復帰をはじめ、阪神・野村克也監督招聘(しょうへい)、星野仙一監督招聘を連続スクープ。