男子400メートル準決勝で2着となり、日本勢34年ぶりの決勝進出を果たした中島佑気ジョセフ=国立競技場(撮影・福島範和) 9日間にわたる陸上の世界選手権東京大会もいよいよ後半戦。34年ぶりの東京開催となった祭典で、日本勢が世界に挑む。第6日の見どころを紹介する。
19時5分からの女子5000メートル予選には前回8位入賞の田中希実(ニューバランス)と大会初日の女子1万メートルで6位に入った広中璃梨佳(日本郵政)、2大会連続代表の山本有真(積水化学)の経験豊富な3人が挑む。田中は初日の女子1500メートルで予選敗退だったが、得意の5000メートルで2大会連続の入賞を果たせるか。
19時58分からの女子800メートル予選には7月の日本選手権で1分59秒52の日本新記録を樹立して2連覇した久保凛(東大阪大敬愛高3年)が登場。今季は5月のアジア選手権で銀メダルを獲得し、ワールドランキング上位で出場権を得た。この種目に日本選手が出場するのは2005年ヘルシンキ大会の杉森美保、07年大阪大会の陣内綾子、22年オレゴン大会の田中希実に続き4人目。中距離界のニューヒロインが初の舞台を駆け抜ける。
21時2分からの男子200メートル準決勝には鵜沢飛羽(JAL)が勝ち残った。03年パリ大会の末続慎吾と17年ロンドン大会のサニブラウン・ハキームに続く3人目の決勝進出を目指す。21時24分からの女子200メートル準決勝には日本女子14年ぶりの予選突破を果たした井戸アビゲイル風果(東邦銀行)が出場する。
男子400メートルの中島佑気ジョセフ(富士通)が、1991年東京大会で7位に入った高野進以来34年ぶりに決勝進出を果たした。予選では44秒44の日本記録を出し、準決勝では7番手から最後の直線で大まくり。スリリングなレースで44秒53の好記録をマークした。いずれもこれまでの日本記録(44秒77)を上回るタイム。運命の瞬間は22時10分から。覚醒した中島が、世界の壁をぶち壊す。