五回、ロッテ・山口航輝に逆転打を許す阪神・桐敷拓馬=甲子園球場(撮影・松永渉平) (日本生命セ・パ交流戦、阪神―ロッテ、3回戦、5日、甲子園)四回までゼロを並べていた阪神の先発・桐敷拓馬投手(23)が五回に崩れ、相手打線の反撃を許した。3-0で迎えた五回。先頭の茶谷に左前打を許すと、続く田村には中前打を打たれて一、三塁と走者を背負う。小島から三振を奪った後の1死一、三塁で、岡に2ストライクから真ん中に入ったスライダーを中前にはじき返されて1点を返された。さらに友杉の右飛と岡の二盗、中村奨の申告敬遠で2死満塁を迎え、ポランコにフルカウントから痛恨の押し出し四球を与えて2-3。1点差に詰められると続く山口には1-1からフォークボールをすくわれ、右翼・森下の前に落ちる右前打を許した。2者が生還し、3-4と逆転を喫した。直後に2番手島本への交代を告げられ、降板。7回1失点と好投した5月26日の巨人戦(甲子園)に続く2勝目を狙ったマウンドは、無念のKOとなった。