(オープン戦、楽天3-0オリックス、16日、静岡)「8番・捕手」で先発出場の楽天・炭谷銀仁朗捕手(34)は2年目左腕の早川隆久投手(23)とバッテリーを組んだ。6安打を許したが、プロ17年目、熟練のリードで5回を無失点に導いた。
序盤は「やりたいことをやらせてあげて」と早川が春季キャンプから課題に挙げていたスライダーを中心に配球。一回には昨季パ・リーグベストナイン(三塁手)の宗、本塁打王(32本)の杉本からスライダーを決め球に空振り三振を奪った。
二回に満塁のピンチを招き、三回以降は「抑えにいく形をとる」と早川に伝え、配球を微調整。カットボールなど速球系の球種を軸に組み立てた。
この試合、2度の満塁の局面ではともに変化球を要求。注文通りの併殺打でピンチを切り抜け、ホームを踏ませなかった。
この試合、早川の直球の最速は147キロを計測した。球を受けた炭谷は「真っすぐ自体は前回の登板よりはるかによかった」と太鼓判。早川も「銀仁朗さんの配球通りに投げたので、銀仁朗さんの考えていることはある程度は体現できた」と手応えを口にした。
炭谷は昨年7月にトレードで巨人から楽天に加入。今季、早川と組むバッテリーはこれで3度目となった。「今日の5イニングというのは僕にとっても濃かった5イニング」。早川の今季初登板が予想される30日のオリックス戦(京セラ)まではあと2週間。プロ17年目、通算1378試合出場の扇の要が着実に調整を進めていく。