仮契約のためホテルの一室に入った小園(左奥)は、サプライズで登場した三浦監督(右)にビックリ (代表撮影) 仮契約を終え、DeNA・三浦監督(右)とポーズをとる市和歌山高の小園=6日、和歌山市内のホテル(代表撮影)DeNAからドラフト1位指名された最速152キロ右腕の市和歌山高・小園健太投手(18)が6日、和歌山市内のホテルで交渉し、契約金1億円、年俸1320万円で合意した。交渉には三浦大輔監督(47)がサプライズで同席。世代ナンバーワン投手の呼び声高い未来のエースは、25年間の現役生活を送ったハマの番長から〝金言〟を授かった。
金の卵が、ハマのエースへと続く道を歩み始めた。DeNAから1位指名を受けた小園が仮契約。予想していなかった三浦監督との対面に終始緊張しながら、最後はしっかりと決意を口にした。
「気が引き締まった。高校と違って野球が仕事になるので、今まで以上に自覚を持って頑張りたい」
契約金は満額の1億円。年俸は森(1000万)、筒香(800万)、北方(720万)ら近年の球団ドラ1高卒新人を上回る1320万円が提示され「それだけ期待していただいているということ。その期待に応えられるようにしないといけない」と誓った。
三浦監督の異例の行動にも期待が現れた。2球団競合の末、自ら引き当てた黄金ルーキーのため陸路で往復6時間以上をかけ、リーゼント姿の〝正装〟で和歌山入り。現在も練習を積んでいること、学業も順調なことを確認した上で「遊べるときに遊んでおいた方がいい」と語りかけた。
同じく高卒でプロ入りし、横浜の地で25年間の現役生活を全うした指揮官だからこその異色の〝金言〟。「今は一番楽しい期間。プロに入ってからもオンオフの切り替えは大事。しっかり休むことでパフォーマンスも出せる」と18歳に自身の経験を踏まえ助言した。
ブルペンに入るなど後輩と一緒に日々練習に励む右腕は「一日一日を頑張っていけば結果はついてくる。今の気持ちを大事にやっていきたい」とキッパリ。ハマスタのマウンドに上がる日を目指し、一歩ずつ歩みを進める。(浜浦日向)
■小園 健太(こぞの・けんた) 2003(平成15)年4月9日生まれ、18歳。大阪府出身。貝塚中央小1年からRICAで野球を始め、貝塚第一中では貝塚ヤングで3年夏に全国制覇。市和歌山高1年春から背番号18でベンチ入り。2年秋から1番。3年春に選抜大会出場(2回戦敗退)。最速152キロ。持ち球はスライダー、カーブ、カット、ツーシーム。185センチ、90キロ。右投げ右打ち。