「じゅんで〜す!」「長作で〜す!」「三波春夫でございます!!」。得意のつかみで人気を博したレツゴー三匹の長作さんが旅立った。
4日に死去を発表した所属事務所によると、2016年3月末から肺がんのため入院。進行性がんだったため完治しないと言われていたが、入退院を繰り返しながら抗がん剤、放射線治療を続けた。昨年2月には出演予定だった舞台「おもろい女」(名古屋・中日劇場)を休演。同年の夏すぎから治療効果が薄れ、同12月18日から緩和ケアをしていた。
妻が付きっきりで看病に当たり、24時間いつでも見舞いができる環境だったため、長男、長女、次女も頻繁に病室に足を運んでいた。亡くなる前は息をするのがやっとの状態だったといい、最期は家族に看取られた。
遺言書はなく、子供たちには1人ずつ「家族仲良く、お母さんを大切に」などという話をしていた。
葬儀・告別式は3日に執り行われた。棺には友人からの手紙、老眼鏡、めがね、三味線のバチ、漫才の台本などが納められた。
長作さんは、1943(昭和18)年9月29日、岡山県出身。64年に松竹新喜劇に入り、同年11月に初舞台を踏んだ。その後、タイヘイトリオ門下生となり、69年10月に、レツゴー正児(77)、2014年5月8日に脳出血で死去したじゅんさん(享年68)とレツゴー三匹を結成し、大阪の漫才賞レースを次々と獲得するなど一時代を築いた。