夢をかなえた男の好きな言葉は『Never Too Late』。日本人初のNBAプレーヤー、田臥勇太の著書のタイトルで「今からでも遅くない」という意味だ。田臥は菊沢の少年時代、バスケットボールの強豪、秋田・能代工高で天才と称されていた。菊沢の兄・翔平さん(31)も同校バスケ部OBで、現在も実業団の曙ブレーキ工業でプレーしている。
「田臥さんの試合を見に行ったこともある。僕はバスケをすることはなかったけど、この言葉は大切にしています」
武器の速球に加え、スライダーやカーブ、フォークなどの変化球を操る右腕の目標は、伊藤智仁投手コーチ。「現役時代の強烈な印象が残っている。自分も記憶に残る選手になりたい。来年が勝負。1試合でも多く投げたい」。燕のオールドルーキーが、新たな人生を切り開く。 (ヤクルト取材班)