寮では机に向かい、球場ではメンドーサらと積極的に会話して実戦で力をつける。これまで、英語を公の場で披露したことはないが、地道に勉強し、現在はかなりのレベルに達している。
今月5日の契約更改交渉で球団から、来オフ以降のポスティングシステムを利用しての米大リーグ移籍が認められた。大谷がメジャー球団に入団した場合、専属通訳がつくのは確実だが、首脳陣や同僚と日常会話程度でも直接、話せるとチームに溶けこむのは早くなる。また、買い物や食事の際の注文なども1人でできれば、私生活のストレスも減り、野球の好成績にもつながる。それらを理解しているから、勉強に励む。メジャーでの成功に語学力の向上は欠かせない。
「栄養学はずっと学んでいます。生きている限り、ずっと勉強だと思っています」という大谷の向上心には際限がない。常に「勉強」の気持ちで、何事も貪欲に吸収しようとする二刀流。大谷の口から流暢(りゅうちょう)な英語を聞ける日が待ち遠しい。 (片倉尚文)