日光を浴びて輝く太平洋の水面のように、若虎の強肩が光った。投じた白球は、内野手のグラブへズバッ!! 来季大卒2年目を迎える坂本が、100発100中の盗塁阻止を見せつけた。
「あれぐらいのタイミングで、ああいう場面なので、コーチからも刺せて当たり前だと言われているので。走者に合わせすぎずに、ミスをしてもいいから捕ってから速くするということも言われています。走者に合わせすぎずに、しっかりとしたボールを投げられたと思います」
平然と振り返ったが、確かな成長を感じさせた。今キャンプ2度目のスチール防止練習。坂本、原口、梅野、小豆畑がローテーションで扇の要に座った。そして、クイックモーションで投げる横山の投球を受け、素早く二塁へ送球。左腕の1・04前後の高速クイックや、盗塁すると決まっている状況でもあったが、高山や横田、江越ら俊足の若手を次々と刺した。
7回の守備機会で、7度すべて阻止。3日の第2クール初日でも全13度阻止しており、今キャンプ中の盗塁阻止率は100%(計20企図20阻止)だ。阻止率40%が1流の目安といわれるが、2度に渡るアピール度はまさに倍の200%。捕球から送球までの動作が速いクイックスローという武器を存分に発揮している。