キャンプ前、矢野作戦兼バッテリーコーチは坂本に「(送球の)正確性をもっと」と、今季の盗塁阻止率・063の改善を求めていたが、それにすぐさま応えた形。背番号「12」は「課題だと思っていますし、今できているからシーズンでもできるということではない。試合でもできるように」と、10日の紅白戦(安芸)でも強肩発動させる。
今季、チームはとにかく走られまくった。とくに広島には29盗塁と走られ放題で、7勝18敗。他球団からの企図数は135で、阻止した数はたったの28。チーム全体の盗塁阻止率は・207でリーグ5位。虎の弱点をモロに露呈した形となった。
チーム全体として盗塁阻止率を高めることは必須。今キャンプで投手陣はクイックに磨きをかけ、捕手陣は送球面の正確さの向上に励んでいる。その中で、坂本が抜群の安定感をみせている。
今季打率・200、1本塁打、2打点。打撃面では正捕手を争う原口と梅野に1歩リードされているが、守備面では決して引けを取らない。何よりも鉄砲肩は、虎の補強ポイントだ。
「見ていて安心感があるというのが大事だと思うので、そのためにも試合に出るというのが大事だと思う」。実りの秋の向こうに、坂本が開幕スタメンをしっかり見据える。(西垣戸理大)