公示前とあり、慎重に言葉を選ぶスタンスは変わらない。それでも、前日7日に陽岱鋼(日本ハム)が国内FA権の行使を表明したことを受け、オリックスの長村球団本部長は、一歩踏み込んだ発言を口にした。
「魅力のある選手だと思います」
公の場で初めて、編成部門の責任者が興味を抱いていることを認めた。それだけ、のどから手が出るほどほしい人材だ。
陽には現状、楽天も獲得調査を進めているが、オリはFA宣言した糸井の去就にかかわらず、名乗りを上げる。意気込みは十分。10日午後3時のFA宣言選手の公示後にも、速攻で代理人サイドにコンタクトをとる可能性が高くなった。
今季、最下位に終わったチームの立て直しは急務。フロント陣営はかねてから、ウイークポイントにセンターラインを挙げており、その穴を埋める最適な存在として調査を重ねてきた。
「編成業務として、あらゆることを想定しています」と長村球団本部長。低迷脱却のキーマンになり得る陽獲りへ、本気だ。 (小松真也)